ちょっと大人な女性向け漫画は決して日本だけのものではありません。
TLマンガには「女子の理想」が盛り込まれています。そんな世界各国のTLをみれば、その国でどんな男性が「イケメン」と定義されているのかわかる気がしませんか?
今回は筆者の独断と偏見で各国で持て囃されているイケメンを集めてみました。
北米(アメリカ・カナダ)のイケメン
北米初の有名作品といえばハーレクイン小説です。
最近は日本の作家さんがコミカライズしていることもありますが、1970〜80年代の規制で下火の一途をたどっています。
この漫画の相手役の特徴はずばり【オレ様属性】

スペックとしてはお金持ちで地位が高く、性格は強引。自信溢れるヒーロータイプが多いです。
アメリカでは現実でも、中性的な男性よりも肩幅が広く力強い男性が好まれる傾向にあります。
さらに特徴的なのが…ずばり毛!
日本や韓国の作品では男性の胸毛やヒゲがほとんど書かれていないのに対して、アメリカでは毛こそが!たくましい男を演出する重要な要素になっています。
中国のイケメン
日本で生まれたBLやTLは、いまや14億人以上の人口を抱える中国で驚異的な盛り上がりをみせています。最近では中国のちょっとエロい漫画や小説、アニメが日本に逆輸入しているほど!
そんな中国ヒーローの特徴といえるのは【圧倒的な地位・特別な血筋】です。努力ではどうにもできない部分ですね(笑)

中国ドラマでも同様ですが、男性でも体躯がスラッとしていて、時に冷酷なほどクールなイケメンが好まれる傾向にあります。
最初は凡人にみえても、ストーリーが進むにつれて実はその特殊性が明らかになっていく、という少しサスペンス要素のある流れも多いのが特徴です。
韓国の︎イケメン
K-POPや韓流ドラマを観る人ならもうお分かりだと思いますが、韓国のイケメンの特徴は【長身・細マッチョ・肌がきれい】の三拍子です。
アメリカの筋肉隆々な感じとは一線を画します。また日本の女性的な中性さを求めるところとも少し違います。

加えて、韓国マンガ(Webtoon)の中でよく見る設定は「同性の友達が多く」「頭がいい」こと。他人からどう評価されているかも重要な傾向であると言えるでしょう。
日本のイケメン
最後に日本のイケメンです。
2018〜20年頃は、何を考えているかわからないマイペースなゆるふわ系イケメンが流行りました。一転して、2020〜22年はクズ男フィーバーです。
じつはいい奴とかなくてガチのクズ。顔が良すぎるクズに翻弄される系のマンガが増えてきています。
そんな日本の傾向を総括すれば「ヒロインに優しい」こと。これに尽きるでしょう。
強引で意地悪であざとくても、最後には「優しさ」があるというヒーローが多い気がします。ヒロインだけを特別扱いするのも大好物です。
また【他人と違う特技や性質をもつ】という傾向も捨てられません。
日本人はありきたりでないことを求めます。ある程度同じような設定が流行ると違うタイプの相手役が増えるのは、この傾向も関係しているのではと思いました。
まとめ
簡単にまとめると、
・アメリカなら【筋肉・金】
・中国なら【クール・地位】
・韓国なら【中性さ・同性人気】
・日本なら【清潔感・優しさ】
を磨けば男性諸君はかなりモテるのではないでしょうか。
もちろん漫画と現実は違いますが…あながち間違っていないと思います。
男性陣はぜひこれらの傾向を勉強して、女子が求める理想の男性像を目指してみてください!